DIK-300B 土壌溶液採取器(HPP式)
主な特長
土壌溶液採取器(HPP式)は、従来の溶液採取器の欠点を取り除いた大変優れた製品です。
ポーラス部が樹脂製なのでイオンの吸着がありません。また折れにくく、直径がφ2.5mmと小径で、溶液残存量が少ないなど、従来製品では難しかったポット試験、カラム試験等に大変適した製品です。
※「HPP式」と「ファイバー式」の違いは、ページ下部のQ&Aコーナーをご覧ください。
【土壌水分・硬度計は大起理化工業】
仕様 | |
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耐 圧 | 200kPa |
寸 法 | ポーラス部 外径2.5×内径1.5×長さ50㎜ PVCチューブ 外径2.7×内径1.0×長さ100㎜ |
吸水能力 | 水中に入れ、-1barで引いた場合…約1ml/min 土壌に入れ、シリンジ使用で、1~16時間で約7ml(pF2.3程度) (土壌の種類・乾燥度により異なります。) |
残存量 | 系列内 約0.5ml |
姉妹品にミズトール(ポット用)があります。
畑土壌の土壌溶液採取器にはミズトール(畑地用)が便利です。
水田土壌の土壌溶液採取について
(樹脂製集液カップ使用の場合)
標準セット構成部品 | ||
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土壌溶液採取器 HPP式 (DIK-300B) DIK-300Bとして販売している標準的な組合せです。 | ||
1 | DIK-300A-A1 | サンプラー5cm用 10本 1組 |
2 | DIK-301A-B1 | シリンジ10ml 10個 1組 (接続コネクタ、ストッパー付) |
オプション品組み合わせ例 | ||
シリンジの代わりに真空集液器を組み合わせた場合です。 | ||
1 | DIK-300A-A1 | サンプラー5cm用 10本 1組 |
2 | DIK-301A-C2 | 真空集液器 100本 1組 |
3 | DIK-301A-D2 | 真空集液器ホルダ 10個 1組 |
4 | DIK-301A-G1 | 接続コネクタ(メス+メス)10個 1組 |
その他のオプション品 |
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DIK-301A-E1 延長チューブ 50cm 10本 1組 サンプラーと接続コネクタ間の延長用に使用します。 |
DIK-301A-F1 延長チューブ 100cm 10本 1組 サンプラーと接続コネクタ間の延長用に使用します。 |
DIK-8392-12 シリンジ 50ml(三方コック付) |
Q&A
Q;本製品の「HPP式」と他製品の土壌溶液採取器「ファイバー式」の違いは何でしょうか?
A;違いとして強度、及び柔軟性を持たせる為、ポーラス部内側には芯が入っています。この芯は、HPP式ではステンレス、ファイバー式ではグラスファイバーの材質を使用しています。採取する土壌溶液の成分吸着具合により、ご選択ください。また、グラスファイバーの方が成分吸着しにくいので、大半のお客様はファイバー式を選択されます。
Q;採水ができないのですが、どうすればいいでしょうか?
A;各接続部での漏れ、採取部と土壌の密着、また採取部の目詰まり等を確認してください。
①土壌が乾燥している場合は、水がありません(又は不足)ので採水はできません。
②採取部にひび割れが生じて、エアー漏れをおこしている場合があります。
③採取部と土壌が密着していない可能性があります。
④採取部の一部が土壌からはみ出している場合はエアーを吸引してしまい、採水をする事ができません(露出部をビニールテープ等で目隠しをする事も効果的です)。
⑤採取部の、接続部を保護している保護キャップ(青色)が外れている事を確認してください。
Q;チューブの長さを延長することはできますか?
A;オプションの延長チューブ(50cm用:DIK-301A-E1、100cm用:DIK-301A-F1)を使用する事で可能です。
Q;サンプラーを洗浄して再利用したいです。再利用は可能でしょうか。
A;サンプラーは一度設置すれば、同じ個所(埋めたまま)であれば目詰まりするまで何度も使用できます。ただし、別の場所に移動して使用するようには設計されていません。サンプラーの多孔質膜は酸・アルカリの洗浄に耐えられず、また目詰まりした土壌粒子が膜内に残るため、コンタミネーションになる可能性があります。
Q;部品を購入したい場合は参考になる資料はありますか?
A;弊社WEBショップにて部品の販売をおこなっております。こちらをご覧ください。
Q;製品を購入したい場合はどちらに問い合わせすればいいのでしょうか?
A;各地区にございます販売店や、製品お問い合わせフォームからご連絡をお願いいたします
製品紹介動画