大起理化工業株式会社

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DIK-6800 ペーパーディスク型簡易地下水流向流速計NEW!

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DIK-6800 ペーパーディスク型簡易地下水流向流速計
DIK-6800 ペーパーディスク型簡易地下水流向流速計
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DIK-6800 ペーパーディスク型簡易地下水流向流速計
DIK-6800 ペーパーディスク型簡易地下水流向流速計

主な特徴

山口大学工学部との共同開発!

・取扱いに専門知識や熟練が不要
電源不要で機械部がなく軽量なため、山間部や遠隔地、海外での運用も容易
従来の熱量式地下水流向流速計と同程度の測定範囲を実現
・センサーを挿入してから、すぐに測定開始するので短時間で測定可能
・深度5m以内程度の浅井戸で測定可能(深井戸用も開発中)
・熱量式地下水流向流速計よりも安価

デモ機の貸し出しを開始しました
本体部1個と延長ロッド1m×3本にてご用意しております。
お試しには専用ペーパー、専用スポンジが消耗品のため、ご購入が必要です。
また、返送費のご負担をお願いしております。貸出期間は1週間程度となります。
ご希望の場合はこちらからデモ機貸出のご連絡をお願いいたします。


【土壌水分・硬度計は大起理化工業】


仕 様
装置構成本体、専用スポンジ、専用ペーパー、延長ロッド
本体素材ステンレス
本体部寸法VP50パイプ用:φ50×200mm
VP65パイプ用:φ65×200mm(開発中)
ロッド部寸法、重量アルミ角パイプ15×1000mm、250g
測定流向精度肉眼:±35°(8方位程度)
画像解析:±22.5°(16方位程度)
測定流速範囲・精度0.03~1cm/min
肉眼:±30~±40%、画像解析:±16~35%
測定時間5~60分間(流速による)
1式内訳流向流速計本体1台、専用スポンジ10個
専用ペーパー10枚、延長ロッド1m×1本
別売品・解析ソフトウェア(開発中)

Q&A

Q;専用ペーパー、専用スポンジは再利用できますか?

A;専用ペーパーは使い切り、専用スポンジは測定毎の交換をおすすめしております。専用スポンジは汚れて透水が悪くなると測定結果に影響がでますのでご注意ください。

Q;初めて測定する井戸の場合は最初に何分で測定したら良いでしょうか?

A;30分間または60分間で測定をおこなってください。もし、専用ペーパーのインクがはみ出てしまう場合は時間を短くして再度測定をしてください。

Q;測定が上手くできませんが、何か原因が考えられますか?

A;原因として、専用ペーパーと専用スポンジが接触しておらず、専用ペーパーのインクが専用スポンジに移動せず、測定ができない場合がございます。この場合は専用ペーパーと専用スポンジの接触をご確認ください。

Q;本体部に専用スポンジと専用ペーパーをセットする箇所が3か所ありますが、3セット装着する意味は平均化するためや、その深さの細かい流向流速を見るためなのでしょうか。

A;3セット装着をする場合、そのような使い方ができます。また、極端に観測井内の水位が低い場合は下に1つだけ専用ペーパーを挿入する場合があります。3枚入専用ペーパーを入れた場合、専用スポンジ内に空気が溜まりやすい傾向がありますので,水の入ったバケツにいったん流速計を10秒程度漬けて、空気を抜いた後に観測するのが良いです。

Q;本体測定部の3か所すべてにスポンジとペーパーをセットせずに1か所(1セット)だけでも測定できるのでしょうか?

A;専用スポンジは3セット分(6個)すべてに装着する必要があります。専用ペーパーについては必ずしも3枚必要というわけではなく、1枚でも測定可能です。

Q;製品紹介の画像で、本体部にネット(みかんネット)を取り付けておりますが、取り付けた方が良いのでしょうか?

A;ネットを取り付けていない場合、スポンジの偏りが生じ、ペーパーがスポンジに密着しないことがあるため不安定なテーリングが発生することがあります。良い結果を得るためににもネットを取り付けて輪ゴムで留める等をおこないましての測定を推奨します。(ネットは1式内にサービスで10個程度サービスで付属させていただきますが、消耗した場合はホームセンター等でご購入をお願いいたします。)

Q;画像解析マクロを用いてもドットが検出されないのですがどうしたら良いでしょうか?

A;ドットが通常よりも薄くなっている可能性があります。Red thresholdを105以上に上げてみてください。ただしそのことでドットが真円から歪むとテーリング長が短縮する傾向になります。

Q;マクロを用いてもテーリングが検出されないですがどうしたら良いでしょうか?

A;テーリングはペーパーディスクの中心から20mm以内であることが必要です。それよりも長くなるときは測定時間を短くしてください。ただしオプションは5分、15分、30分、60分です。90分や120分の測定も可能です。例えば120分の場合、60分測定として得られた数値を0.5倍すれば概算の数値が得られます。

Q;測定中、測定器を上げ下げして良いでしょうか?

A;測定中は上げ下げしないでください。

Q;1回の測定で、本体に上中下と3枚のペーパーを使い、3つの流向流速値が一度に得られますが、どのように評価すれば良いでしょうか?3つの値に差が生じた時(流向と流速の数値が全く違う時)はどう考えれば良いでしょうか?

A;特にストレーナー区間がセンサーよりも広い場合において、上下のペーパーは中央部と異なる流れが生じ得ます。中央部のペーパーの結果のみを用いるのが無難です。

Q;普通のスキャナー(複合機の、主に文書をスキャンするようなもの)でもマクロを用いた流向・流速の算出はできるのでしょうか?また推奨スキャナーでやった時との結果の違いはどれぐらいでしょうか?

A;マクロを利用する前提として、解像度・コントラストの調整が可能であることが重要です。アクリルブロックやカラーチャートを用いてキャリブレーションすることによりマクロが使用可能になります。コントラスト調整ができるソフトウェアがスキャナに添付されていることが必要です。

Q;電子化して解析した場合と、手作業での算出とでは結果にどれくらいの差がありますでしょうか?

A;目視による流速測定は個人差が大きく20%~60%の流速の誤差が生じるため,スキャナーで電子化しての解析がおすすめです。流向については目視による流向測定誤差は流速が低くなるほど増大するものの、テーリング長が十分長ければ画像解析の結果とほとんど差がないことがわかっています。

Q;デモ機はございますでしょうか?

A;本体部と継柄3m分につきましてご用意をさせて頂きました。貸出期間は1週間、専用ペーパーと専用スポンジはご購入頂く必要がございます。デモ機ご希望の場合はお問い合わせフォームからご連絡をお願い致します。

Q;製品を購入したい場合はどちらに問い合わせすればいいのでしょうか?

A;各地区にございます販売店や、製品お問い合わせフォームからご連絡をお願いいたします。

論文発表等資料

<ペーパーディスク型地下水流向流速計の開発>
山本 浩一, 小野 文也, 神野 有生, 関根 雅彦, 単ドット式ペーパーディスク型地下水流向流速計の開発, 土木学会論文集B1(水工学), 2016, 72 巻, 4 号, pp. I_907-I_912.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejhe/72/4/72_I_907/_article/-char/ja

<目視によるペーパーディスク型地下水流向流速計の流速評価>
小野 文也, 山本 浩一, 明石 卓也, 神野 有生, 関根 雅彦, 電源不要かつ迅速な地下水流向流速計測方法の開発, 土木学会論文集C(地圏工学), 2016, 72 巻, 4 号, pp. 377-384.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejge/72/4/72_377/_article/-char/ja

<ペーパーディスク型地下水流向流速計の現場適用例>
山本 浩一, 小野 文也, 水俣 勝基, 植田 敏史, 簡易型地下水流向流速計を用いた高層湿原表層の流向流速分布, 水文・水資源学会研究発表会要旨集, 2021, 34 巻, 水文・水資源学会/日本水文科学会 2021年度研究発表会
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshwr/34/0/34_148/_article/-char/ja

<3次元型地下水流向流速計(開発中・特許出願中)>
山本 浩一, 村井 大介, 干潟に隣接する砂浜における3次元地下水流向の直接計測, 土木学会論文集B3(海洋開発), 2022, 78 巻, 2 号, pp. I_787-I_792,
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejoe/78/2/78_I_787/_article/-char/ja

<国際学会での発表例>
Yamamoto, K. and Ono, F.: A simple measurement device for groundwater flow velocity using inkjet-printed drawing paper, EGU General Assembly 2021, online, 19–30 Apr 2021, EGU21-659
https://doi.org/10.5194/egusphere-egu21-659, 2021.

  • 紹介動画

    ※動画内の機器はプロトタイプです。現行型とは組立方法が異なります。

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