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土壌の保水性(pFとは?)

土壌の保水性について1

土壌水は地球の重力のほかに、
固相粒子の表面から発生する種々の吸引カ
孔隙内の液相と気相の境界面に発生する毛管力
土壌水に溶解している溶質による浸透圧
など、種々の力場の下に保持されていますが、この土壌の水分保持の特徴を土壌の保水性といいます。

●土壌水が、どのような力場の下で、どのように保持されているかは、土壌の種類や状態によって一様ではありませんが、これを一定の尺度でとらえるために通常、純水の自由水〈バルクの水ともいう)と、土壌水との自由エネルギーの差を用いることにしています。従って土壌水のpF又は吸引カは自由エネルギーの高低を表わしたものです。

●土壌水分の分類
種々の分類が試みられていますが、通常次の3種がもっとも広く用いられています。
1.土壌水の運動状態による分類(土壌水分の分類および水分恒数)- 表1
2.土壌水の形態学的分類(土壌断面内における水分の形態)- 表2
3.植物との関孫からみた土壌水の分類 – 図1

●土壌の水分特性曲線
pF―水分曲線といいますが、土壌の保水性の特徴を表わしているので土壌水分特性曲線とも呼ばれています。- 図2

土壌の水分特性曲線を作成するには下記機器を使用します。
DIK-3343 土壌pF測定器(水頭圧、減圧兼用型)
DIK-3404 広域土壌pF測定器
DIK-3424 多容量土壌pF測定器
DIK-3521 砂柱法キット

表1 土壌水の運動状態による分類(土壌水分の分類および水分恒数)

表2 植物との関係からみた土壌水の分類

図1 土壌水の形態学的分類(土壌断面内における水分の形態)

図2 土壌水分特性曲線(pF-水分曲線)

土壌の保水性について2 (測定法の原理)

図1.テンシオメータの原理

図2.砂柱法の原理

図3.加圧板法の原理

図4.遠心法の原理

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